2005年11月21日

株で5億稼いだホームレスのその後

晴れランキングには実はこんな秘密があったのです。
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今晩は。突然ですがある方からメールを頂きました。

『以前株で5億稼いだホームレスというのがありましたが、
あれは本当にあるのではないですか?でなければ
いきなりそんなことを言い出すのはおかしいと思います。
それにそのホームレスのその後が気になります。
責任とってください』

簡単に書くとこんな感じの内容でした。メールを貰ったのはすごく
嬉しいことだったのですが、正直思いましたよ。





頭おかしいんじゃないのこの人?



だってこんなこと言われたら、『5000年間コーラを飲み続けた未亡人』とか
書いたら僕は一語一句説明しなくてはいけないことになりますよね?

それはきびしいですよ・・・・

でも彼の言う事も分かる気はするので、

今日は『株で5億稼いだホームレスのその後』について書きます。


まずは彼の説明から。彼の名は『株の輔株太郎』。小さな頃から
何不自由なく暮らしていましたが、またこれといって抜きん出た
才能のある子ではありませんでした。

彼は高校を出ると大学に進学するよりも自分で何かを
してみたいと強く願うようになり親の反対を押し切って
一人上京して暮らしだしました。

彼は高校時代に貯めたバイト代だけを頼りに生活を始めます。
四畳半一間の小さな部屋にポツンと置かれたギター。
ガスはライターを使わないと火が点かないほどさびれていた。
そんな毎日が飯盒炊飯の様な生活にもめげず彼はギター一本を
持って毎日エイベックスの前でギターを弾きつづけた。

彼はこの時まだ自分の才能に気付いていなかった。

半年後、結局彼はギターをあきらめバイト生活、いわゆる
フリーターというやつを始めた。
その内もう少しお金が欲しいと彼は夜の世界に身を置く事を
選択する。彼が始めたのはクラブの仕事。そこで精一杯働いた
彼は3ヶ月後にはマネージャーに抜擢されるほどになりました。

金も入ってきて生活にも余裕が出来た彼は金遣いも荒くなって
行きました。そしてある日の午後、彼はいつもの様にスロットへ
行こうと足を動かして歩いていました。

すると突然一人の少女が彼に声をかけました。

女「すいません。ちょっとお話しませんか?」

彼「えっ!?いいですよ」

彼はあまりにも可愛いらしい彼女の誘いを一言でOKしました。

彼「どこ行く?マック行かない?うけるよ!」

女「・・・・・喫茶店ではだめでしょうか?」

そして彼等はコーヒー屋に行くことにしました。

コーヒーた屋で席に座ると彼女は自然な手つきで
バックの中からパンフレットを取り出し彼の前に
差し出しました。

女「これを見てください!こんなに安いんですよ!」

彼女はまるで少女漫画の様な笑顔でパソコンの宣伝を始めた。
彼はここでやっと騙されたことに気付き憤慨した。

彼「ふざけんな!!こんなもん買うわけないだろ!!!」

彼の罵声をあびた彼女は綺麗な瞳から慣れた様に涙を流した。

女「すみません・・・でも今日これが売れないと私死ぬしかないんですT.T」

株の輔株太郎は彼女の姿が以前の自分の姿とトラバックした。
じゃなくて、オーバーラップした。

そして彼は、彼女の涙に誘われるかのように100万円のパソコンの
契約書にサインした。

女「ありがとした〜〜」

彼女はそう残すと笑顔で走り去った。

彼は良い事をした、これで彼女が救われるならば100万円なんて
安いものだ。彼はそう自分に言い聞かせた。

一週間後、仕事を終えた彼を部屋で待っているのは、
食べ終えたカップラーメンの山と、一本のギターと、
一台のパソコンだけだった。

こんな寂しい生活に、彼はだんだんと嫌気を感じ始めていた。

孤独という目に見えない感情は彼を一日中包んで離さなかった。
そして彼は人の肌のぬくもりに強く求める様になっていった。

いつもの様にクラブの仕事を終え家路に着こうとしていた彼は
その日ふらっと一軒の店の前で足を止めていた。
そこはネオン街の真っ只中。彼の横には『ぱふぱふおっぱいパブ』
という看板が立っていた。彼はその店へふらっと吸い込まれて
いった。決しておっぱいが吸いたいわけではなかった。
人のぬくもりが欲しかった。ただそれだけだった・・・

彼が部屋の中で待つこと5分ほど、一人の女の子が部屋の中へ
入ってきた。彼がその時出会った女性が、後に彼の人生に
大きく影響することになるのぶよであった。

彼女は株の輔の前に立つと早速服を脱ぎ始めた。

株の輔は言った「僕はおっぱいが吸いたいんじゃない!!
君のぬくもりが欲しいだけなんだ!!!!!」

その言葉を聞いのぶよは何も言わずに彼の横に座り
彼の涙をそっと拭った。とても、手馴れた手つきで……

その日以来彼等は仕事以外でもたびたび会うようになった。
彼は彼女の為なら惜しむことなく金を使った。
一万円は賽銭箱に投げ込まれる5円玉の様だった。

彼女と出会って一年ほど経ったのだろうか。彼は
既に1000万以上の金を彼女の為に使い、借金も
200万ほど出来ていた。
そして雪が舞い降りる寒い夜に、彼女は彼の元を去った。

最後に公園のベンチで彼女が言った「あなたお金もうないわよね?」
の一言が彼の心の時間を止めた。


彼は何とも重苦しくベンチから重い腰を上げると、その足で
近くの駅へ向かい、そこで寝泊りをする様になった。


それから又一ヶ月ほど過ぎただろう。彼はすっかりホームレスの
生活に慣れていた。彼にとってこれほど辛い一ヶ月間は
今までになかっただろうが、一日食べる物だけは市が保証して
くれていた。

いつもの様に昼ごろに目を覚ました彼はいつもの様にご飯を
貰うため失意の目でホームレスの列に並んでいた。

「俺・・・・もうだめなのかな・・・・・」

そんな弱音を小さく吐いてしまった株の輔の元に
遠くの方から一人の女性が近づいてきた。
その女性は正しくのぶよ本人だった。

彼の元に近づいて来たのぶよはこう言い放った。

女「悪かったわね・・・私、毎日ここを通るたびにあなたの
変わり果てた姿を見るたびに心を痛めていたの・・・
こんなこと言っても信じてもらえないかもしれないけれど・・・」

彼「あうあう・・・・」

女「それで、お詫びと言っては何だけど、この50万使って
くれない?あなたの名前、株の輔株太郎でしょ?もしかしたら
株の才能とかあるんじゃないの?この50万を元手に
株でもやってみたら?家にパソコンもあるんでしょ?」

のぶよのその言葉を聞いた彼はハッとした。今まで気付かなかった。
株という手があったのか。そして、彼はのぶよの手から
かっさらうように50万を奪い去ると自分の部屋へと
舞い戻った。

彼は部屋へ着くと真っ先に古びたギターを手に取り
エイベックスへ向かってひた走った。
彼にはもう株以外の物は何も見えていなかった。


エイベックスの前に着いた彼は、大声で歌い出した。


ここではサビだけ紹介します。

タイトル『赤カブ万歳♪』


赤カブばんざ〜〜〜い!!!赤カブばんざ〜〜〜い!!!
カブカブブブカ〜〜!!カブカブブブカ〜〜〜〜〜!!!
カブブブカブブブ!!!ブッブッブッ〜〜〜〜〜〜〜!!!!


この唄を聞いた道行く人がその場で足を止めた。
彼のこの『赤カブ万歳』は瞬く間に噂となり
3ヵ月後にはヒットチャートのNO.1になっていた。

彼はこの後、一曲も歌をかけなくなったが、この一曲だけで
5億稼いだという。『株で5億稼いだホームレス』


あれ?これって株で5億稼いだホームレスのその後ではないですね。
彼の軌跡になってますよね?じゃー、その後は又今度かきますね。

最後まで読んでくれてありがとうございました。




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posted by ポケ  at 22:34| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんと言うか、そう来ましたか・・
Posted by 骨なし at 2005年11月22日 00:48
終りまで読んだよー!
仕事にいかなくっちゃいけないのに!
面白かったです。
すごく面白かった。
失礼ですけど、才能ある方だと思いました。
ところどころに、マウスオーバーで
バナーもあるし…
Posted by hawk at 2005年11月22日 06:53
面白かったです。
文才ありますね・・Σd(`・∀・´d)イカス!
最後まで夢中で読みました。
それにしても、メール一本からココまで(笑)
続編、楽しみにしております。
Posted by 凛* at 2005年11月22日 20:29
★骨なしさん
すいません・・・そうきちゃいました(−_−;
Posted by ポケ at 2005年11月22日 22:34
★hawkさん
ありがとうございます。
ありがとうございます。
そんなこと言ってもらえるなんて
ブログしてて良かったなって
思います。
ありがとうございましたm(^_^)m
Posted by ポケ at 2005年11月22日 22:36
★凛さん
文才だなんてΣd(`・∀・´d)
凛さんの大人なな文には
到底およびません(−_−;

続編、待っててください♪
Posted by ポケ at 2005年11月22日 22:38
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