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おもしろいね〜って、みなさんから貰ったメールが、
凄く励みになっています。メールを下さった方々、どうもありがとう御座います。
そんなこんなで、今日も適当に書いてみたいと思います。
今日友達とお昼ご飯を食べているときに、火事の話とかをしていたんですよ。
それで、ちょっと中学生のときのある出来事を思い出しまして。
僕は中学生のときにサッカー部に入っていたんです。僕は学校の授業が終わると
いつものようにサッカーの練習に向かいました。そしたら、何かサッカー部の友達が
ざわざわした感じで何やら相談しているんです。気になった僕は
直ぐにその輪の中に加わると、友達が言うんです。
「昨日、渡部の家が火事になったんだって」
聞くところによると、そうとう大きな火事だったらしくて、
新聞にも載っていたようです。渡部くんは肌が少し黒めで
体脂肪あんのか?ってくらいに痩せているやつで、
この火事で落ち込んで、更に痩せてしまったら死んでしまうんじゃねーか?
みたいな感じだったので、みんなどうやって励ますか一生懸命考えていたんですよ。
でも、こんな経験みんな初めてですから、中学生のガキが集まって相談なんかしたって、
良い対策なんて見つかりませんでした。
そうこうしている内に、「渡部が来た!渡部が来た!」って誰かが小声で
言ったんです。しまった、完全に対策不足。その場にいた誰もがそう思いました。
渡部くんは少し遠くの方からうなだれた感じで歩いてきました。
気まずさの空気をを身にまとい、不幸のどん底にいる感じが見てとれました。
対策が未完成な僕等は「どうすんだよ。どうすんだよ」と小声で言いながら、
だんだんと接近してくる渡部くんとどう話すか無い頭を使って必死で考えました。
そして暗い顔をした渡部くんは僕達の輪の中に入って来てしまいました。
結局何の対策も思いつかなかった僕等はどうすることも出来ず、渡部君が
話し出すのをまっていたんですが、そのとき一人の友達が突然渡部くんに
言ったんです。
「よう、ダルシム!!!」
子供とは何と残酷な生き物でしょう。そいつもきまずそうな渡部くんを
助けてやろうと思っていった一言だとは思うんですが、昨日火事になって
へこみまくっている友達に向かってダルシムって。しかも、渡部くんの
見た目が実際にダルシムぽかったのが拍車をかけて、そこにいた
奴らみんなで大爆笑。
「お前ダルシムじゃーん!!」
とか言い出す始末。
その後普通に部活は始まったんですが、一応みんな気を使って
渡部くんにパスを多めにあげたりするんですよ。
その度に、
「ダルシム、ナイスパス!!!」
「ダルシム、ナイッシュー!!!」
とか、もう渡部くんは本当に火を吐くんじゃないかってくらい、
色黒の顔が更に赤黒くなってましたからね。
そして次の日から渡部くんのあだ名はダルシムになってしまい、
卒業するまでダルシムって呼ばれ続けてました。
いま渡部くんが何をしているのかは分かりませんが、
もしも会ったら
「火が吐けるんだから火事には気をつけろよ、ダルシム」
って言ってあげたいですね。
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