
僕、今日夏に会ったんだ。
←押してね^^大人を突然知ったのは小学生の時でした。
小学生の時移動教室っていう少し遠くの土地へ旅行に行こう
なんていう小学生さまさまの企画がありましたよね。
その移動教室の前日の放課後、先生は僕達に向かって言いました。
「明日は楽しい移動教室にしよう!そのためにはみんなの
協力が必要です。先生は明日バカになります。その時、みんなが
一緒にバカになってくれなかったら先生は本当のバカになってしまいます。
だから、先生が明日バカになったとき、みんなも絶対に一緒に
バカになってくださいね!これは約束です!!!」
この時、僕達は先生が何を言っているのか正直ちんぷんかんぷん
ごふんじゅっぷんさんじゅっぷんでした。
そして移動教室当日。僕達は本当に子供の特権移動教室を
めいっぱい楽しんでいました。
あれ山が緑だ。あれ海が青いだ。あれ地面が茶色いだ。
もう見るもの全てがおかしくてしょうがないくらいに
はしゃいでましたね。
一日中はしゃぎまくって、夜は小学生のくせに
気分は最高潮!どっかで女の子に告白されちゃうのなんかを
期待しつつ僕たちは食事をするために座敷の大広間へ向かいました。
ご飯を食べながら女の子の視線をチェックし、誰か
僕に熱い視線を送ってないかといちいちにやけながら
おいしいご飯を食べ終わると、そのあとはもう気分は
ピークもピークのレクリエーションタイムです。
ご飯を食べ終わってそのまま大広間に残った僕たち私たちは
その大広間でダンスとかをしちゃう訳ですよ。
いや〜、楽しい楽しい。隣は女の子で順番に手をつないだり
しちゃう訳ですよ。僕は順番を数えながら自分が好きなこと
手をつなげる番が来るのをドキドキしながら待っていました。
そしたらバカ教師が突然。
今日はバカになるぞ〜〜!!!とか狂ったような声で言い出すんですよ。
そしてダンスは終了。お前殴るぞとか頭の中で思っていた
僕なんかをしりめに、僕のクラスの担任は続けて上の服を脱ぎ出しました。
そして右指でゆびぱっちん、左指で自分の左乳首を細かく擦りながら
僕達小学生の前を円を描くようにすすり足で移動していきました。
一周し終わった僕達の担任は元の場所へ戻ると大きく一息いれ
大きな声で叫びました。
チクサクチクサクホイホイホイチクサクチクサクホイホイホイチクサクチクサクホイホイホイそしてまた左乳首を細かく擦りながら僕達の前を
すすり足で移動し、チクサクチクサクホイホイホイって
叫びつつみんな叫べとあおっているんです。
僕たちは昨日先生に言われた言葉を思い出して、
先生が言っていたのは確実に今この瞬間なんだと
感じずにはいられませんでした。
でもね。僕たちは小学生ですよ。突然こんな
汚れ芸人みたいなものを目の前で見せられても
リアクションなんてできる訳ないじゃないですか……
この時僕は始めて「きまずい」という何とも言えない
空間を味わったように思います。
その後先生が見せた何とも言えない脱力感の顔も
僕の心に何ともいえぬ傷を残しました。
とりあえず、この先生のおかげで移動教室は
最高につまらないものになってしまった訳です。
この時先生の汚れ芸を無理矢理笑っている他の先生たちの
大人な態度。そして、大人になるということは汚れに
なることなんだと頭に刻み込まれてしまった僕達小学生は
たぶんみんな僕と同じ様に汚れな道を歩んでいると思います。

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